日本信頼性学会関西支部2010年度第2回講演会のご案内
次の通り日本信頼性学会関西支部の講演をを開催します。
会員の皆様は勿論、会員外の方々もお誘いあわせの上、是非多数ご参加くださるようご案内申し上げます。
(日 時) | 2011年1月26日(水) 14:00~17:00 |
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(会 場) | 中央電気倶楽部 2階 213号室 |
(所 在 地) | 大阪市北区堂島浜2-1-25 |
(電話番号) | 06-6341-4627 |
(講 演 者) | 川副 嘉彦 氏 (埼玉工業大学工学部 ヒューマン・ロボット学科 教授) |
(題 目) | 「人間・機械系の動特性と信頼性」 -人間の巧みさに近づくロボット制御と信頼性ー |
(開催の趣旨) |
生物が生きている状態をもっとも明白に表す現象の一つは運動である.運動には限りない
多様性がある.現状では,機械と人間は異質のものであり,機械に較べて人間の動作原理は
複雑である.従来の人間-機械系の研究分野においては,熟練後の人間の特性や人間の制御
動作のうち線形応答については多くの成果が得られ,各種の伝達関数モデルが提案されてき
た.しかし,難しい制御対象や学習が進行して行く過程での人間の非線形・非定常な応答に
ついては不明な点が多い.二足歩行ロボットに代表される大振幅・大変位を伴う不安定な多
自由度・非線形系の大胆な速い動きの生成や不意の外乱にロバストな安定化制御の実現には,
微小変動を扱う線形制御には限界があり,従来とは質の異なる新しいロボット制御が求めら
れている. 人間オペレータによる倒立振子の安定化制御における実測時系列データおよびニューロ制 御器・ファジィ制御器により同定した時系列データのカオス性(最大リアプノフ数が正)と 無秩序さの程度(エントロピーの割合)が大きいこと,試行回数を重ねて習熟していくと運 動の自由度が増し,無秩序さの程度が低減すること,習熟すると倒立棒は静止しているよう に見えるが絶えず細かく動いているのであり,これがロバスト性の理由であること,平衡点 不安定を利用する非線形制御の原理を二足歩行ロボットへ展開すると,ロバストな俊敏自在 の動きが生まれることなどを紹介したい. |
(参 加 費) | 会員,賛助会員,学生:無料 非会員:2,000円 |
(申 込 先) | 日本信頼性学会 関西支部 事務局 (植村) 〒530-0004 大阪市北区堂島浜2-1-25 中央電気クラブ4階 (財)日本科学技術連盟 大阪事務所内 TEL:06-6341-4627 FAX:06-6341-4615 E-mail: reaj-kansai@juse.or.jp |
(申込方法) | 氏名,会社名,所属,所在地,電話番号,会員番号(非会員の場合は一般と記入)を記入の上,上記宛先までお申込みください. |
(申込期限) | 2011年1月21日(金) ※ 満席になり次第締め切らせていただきます. |