REAJ日本信頼性学会
[終] 日本信頼性学会関西支部2017年度フォーラム「IoT活用による信頼性管理と品質保証」
関西支部
開催日 : 2017-11-16 (木)

 関西支部2017年度フォーラムを開催します.信頼性学会の会員・非会員を問わず,より多くの方々に,今年もご参加いただけることを願っています.

 開発・設計,量産製造工程,市場への出荷および修理保全,そして廃棄に亘る製品ライフサイクルにおいて,種々の信頼性データが採取されています.当然のことながら,これらのデータは採取されることが目的ではなく,データの分析とその利用によりエンドユーザーに対する品質保証,そして新たな製品設計における信頼性管理に活かされることが期待されます.これらのデータおよび分析をIoTの枠組みで捉えることで,より効率的な信頼性管理と品質保証の実現が期待されることから,この分野への関心が高まっています.
 日本信頼性学会信頼性試験研究会では,信頼性試験の効率化,合理化を目指して研究会活動を積み重ね,ここでの検討結果を精査することでガイドラインの作成も行ってきました.このような活動を通じて,信頼性試験を行うことの目的や,その目的のための試験計画の立案,そして試験実施の結果をどのように品質保証に結びつけることができるか,といった信頼性管理の原点に立ち返って見つめ直す必要性が重要であることが明らかになりました.
 そこで今回,日本信頼性学会関西支部主催の信頼性フォーラムでは,「IoT活用による信頼性管理と品質保証」をテーマに取り上げることにしました.
 昨今のIoTの発展に伴い,データ採取・解析のスピード,精度,容量が確実に向上しています.この道具を信頼性管理やその目的になる品質保証へ活かさない手はありません.しかし,そのデータをどのように解析して,どのような場面で活用すればよいか,まだまだ戸惑いを抱えた部分も多いかと思います.今回,実際にデータを活用した品質保証を進めておられる事例も紹介していただきながら,今後の品質保証と信頼性データ管理の在り方について,参加いただいた皆さんと検討する場を設けたいと思います.活発な議論の場となることを願っておりますので,信頼性学会の会員・非会員を問わず,より多くの方々に,今年もご参加いただけることを願っています.

(日  時) 2017年11月16日(木) 10:00~12:30

(会  場) 大阪市北区堂島2-4-27 新藤田ビル11階
       一般財団法人 日本科学技術連盟 大阪事務所内 1102研修室

(参 加 費) 無料
       ※ ただし,発表予稿集を希望されます方は,下記の通り,
         有償配布となりますこと,ご了承願います.
           信頼性学会の個人会員   :無料
           電子情報通信学会の個人会員:無料
           上記会員以外の方々    :1000円

(申込方法) 下部の申込フォームからご予約下さい.
       ※ 電子情報通信学会員の方は,備考欄にその旨ご記入ください.

(問合せ先) 日本信頼性学会関西支部 事務局(担当:植村)
         〒530-0003  大阪市北区堂島2-4-27 新藤田ビル11階
         一般財団法人 日本科学技術連盟 大阪事務所 内
         Tel:06-6341-4627 Fax:06-6341-4615
         E-mail: reaj-kansai@juse.or.jp

(プログラム)
10:00~10:05 開会の挨拶
10:05~11:20 研究発表(各自 発表 15分,質疑応答 10分)

① 輸送環境ストレスに対する信頼性管理
          青木 雄一(エスペック株式会社)
② 市場情報のモニタリングと品質へのフィードバック(仮)
          江上 豊彦(株式会社ノーリツ)
③ 工程データのMT法(マハラノビス田口の距離)による解析と活用
          執行 和浩(三菱電機株式会社)

11:20~12:25 パネル討論 「信頼性データに基づく品質保証」(仮)
   コーディネータ:貝瀬 徹(兵庫県立大学大学院,日本信頼性学会関西支部長)
   パネラー   :研究発表者3名
12:25~12:30 閉会の挨拶

(追  記)
 同日の午後,大阪中央電気倶楽部におきまして,当支部共催の電子情報通信学会信頼性研究会(テーマ:半導体と電子デバイスの信頼性,信頼性一般)が開催されます.聴講のための事前申し込は不要ですので,併せてご参加いただけましたら幸いです.
受付開始 13:30
開  会 14:00
参 加 費  無料

※ ただし,報文集は会場での別途有償配布となります.過去の配布価格は概ね2000円(電子情報通信学会,信頼性学会員は1500円)程度です.発表内容詳細は,下記URLをご確認ください.

http://www.ieice.org/~r/