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会長挨拶

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【新会長挨拶】
 
 
 
                  会長就任のご挨拶

 2023年6月1日開催の日本信頼性学会年次総会にて会長に選任されました早川有と申します。会員の皆様のご尽力により、信頼性工学に関する理論と応用の進歩・発展に寄与してきた本学会の会長という立場に、身が引き締まる思いがすると同時に、とても光栄に思っております。

 私は1992年からニュージーランドにあるVictoria University of Wellingtonで11年間オペレーションズ・リサーチおよび統計学の授業を担当しておりました。2004年4月に早稲田大学国際教養学部に着任以降は、基礎的な統計学、数学、オペレーションズ・リサーチの科目を担当しております。また、共同研究者と信頼性、ワランティに関するモデリング、統計的推論についてベイズ統計学の視点から研究を行っております。日本を長く離れておりましたので、本学会に参加した期間も短く、不慣れな点も多々あるかと存じます。皆様のご支援とご協力を賜れば幸いです。

 今日の目覚ましい科学技術の発達により、AI、IoT、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー等、本学会発足時と比べると、信頼性研究の対象も多様化してまいりました。新しい状況のもと、従来の成果を生かしつつ、新たな展望にむけて取り組んでいく所存です。

 本学会は「信頼性」を共通ワードとして、様々な分野、背景、考え方を包含するコミュニティで多様性を誇っておりますが、そこでの意見交換をさらに促進するために、6つの研究会、各種委員会の皆様方と個別にミーティングを開催し、現時点での問題点、将来の展望を確認しあう場を作りたいと存じます。

 それと同時に、本学会の専門領域にとどまらず、学際的なアプローチが求められる今、他の学会、連合、組織との連携・協力を推進し、本学会の活動の幅を広げていきたいと考えております。これまで、電子情報通信学会の信頼性研究会およびDC研究専門委員会とは、ワークショップ等を共催し、安全工学シンポジウムおよび横幹連合コンファレンスでは、セッションを企画し、研究発表を行ってまいりました。このような活動を継続し、新たな連携も模索したいと考えております。昨年度は門田靖前会長のご尽力により、韓国信頼性学会との交流を進める糸口を見つけることができました。今後は更なる交流を目指して努力を続けたいと思います。

 皆様の本学会での活動が有意義なものとなるよう環境づくりに励む所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。


                       日本信頼性学会長
                        早 川  有(早稲田大学国際教養学部)


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