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会長挨拶

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【新会長挨拶】
 
 
 
                 会長就任のご挨拶 

 2025年5月20日に開催されました日本信頼性学会第47回年次総会において、会長に選任されました木村光宏と申します。歴史と実績、社会への貢献を誇る本学会の舵取りを担うこととなり、責任の重さをひしひしと感じております。微力ではございますが、会員の皆様と力を合わせて、信頼性工学の更なる発展に尽力してまいる所存です。

 ご承知の様に、2025年4月より事務局業務を株式会社国際文献社様に委託させて頂いております。互いに意思疎通を保ちながら密に連携しつつ学会運営を行って参ります。今年度より変化の大きいところについて1点だけ述べますと、学会誌「信頼性」は年4回の発行となり、特集・展望の記事については編集の狙いを記したカバーページと共に、J-STAGEにてご覧頂けるよう準備を進めております。また、論文についてもJ-STAGEに掲載されます。会員の皆様はパスワードを用いて最新号から、非会員の一般の皆様は発行後1年を経過したものについてご覧頂けます。

 さて、現代社会における技術の進展は一層加速度を増しており、生成AI、量子技術、スマートモビリティ、脱炭素技術といった新しい技術や潮流が、信頼性工学の応用領域にも大きな変化をもたらしています。こうした中で、私たちの学会は従来の知見を継承しつつも、時代の要請に応えるべく柔軟に変化していく必要があります。一方、どのような新技術であろうとも、信頼性・保全性・安全性は常に根幹を構成する基礎であることについては論をまちません。私はそのような状況の先頭に立ち、学会の活性化と学術的価値の一層の向上に努めてまいります。

 本学会は、「信頼性」という共通のキーワードのもと、工学・情報・社会インフラ・医療など多様な分野が交差する学際的なコミュニティです。この強みを生かし、各研究会および委員会の皆様との対話を重ねつつ、運営や将来の方向性について共に考えていきたいと思います。

 また、他学会・団体との連携はこれまで以上に重要性を増しております。信頼性・保全性・安全性シンポジウム(日本科学技術連盟)、電子情報通信学会の信頼性研究会(R研究会)やディペンダブルコンピューティング研究会(DC研究会)、安全工学シンポジウム(日本学術会議)、横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)など、さらには国際学会との協力の輪を広げ、国際的なプレゼンスの向上も目指してまいります。昨年度も交流の機会がありました韓国信頼性学会との関係も大切に育て、より実質的な協働へと発展させていければと願っております。

 会員の皆様が本学会を通じて実り多い学術交流を深めていただけるよう、より開かれた運営と、参加しやすい環境づくりに努めてまいります。引き続き、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


                             日本信頼性学会 会長
                             木村 光宏 (法政大学理工学部)




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